不正咬合に気づいたら、すぐに相談しましょう。治療開始時期は、症状により異なります。
もちろん大人でも矯正はできます。最近は日本でも、大人で矯正する人が増えています。年齢に上限はありませんが、成長期にある子どもは成長・発育を利用しながら治療を進められるので、条件がより有利になります。
矯正治療は原則として保険がきかず、特殊な治療※を除いて、自費負担になります。症状にもよりますが、一般的には総額50〜130万くらいになります。支払い方法にもいろいろありますから相談してください。 ※特殊な治療の例 外科矯正手術を併用する顎変形症の歯列矯正治療等に保険が適用される場合があります。
治療開始までに、検査、診断、歯みがき指導などで3〜4回。口の中に装置が入った場合、だいたい月に1〜2回程度です。予約日を守ることは、早く治ることにつながります。決められた通院日には、忘れずに来院しましょう。
きれいな歯ならびにするために、特にでこぼこがひどい場合は、歯を抜くこともあります。抜いた所の隙間が残ることはありません。歯とあごの大きさの不調和が著しい場合は、抜歯が必要となりますが、乳歯から永久歯に代わる頃やあごの成長が旺盛な時期に治療を開始すれば、歯を抜かずに治療する可能性も高くなります。
初めて装置をつけたときは、3〜4日、歯が浮いたような痛みがありますが、1週間程度で慣れます。
矯正装置によっても多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題はありません。装置をつけているので、歯みがきには、工夫がいります。みがき方の指導をしますから、早くそれを身につけてください。
むし歯ができてしまうと、治療途中でも装置をはずしてむし歯の治療をしなければいけません。そうすると治療期間が長びいてしまいます。ですからむし歯にならないように、教わった方法で正しくていねいにみがきましょう。
矯正治療は長い治療期間を必要とします。患者さんと矯正医が協力体制と信頼関係を保ちながら、途中であきらめないようがんばることが必要です。
歯は、歯を支える骨の吸収と造骨という現象で動きます。これが歯の動く基本原理です。